ニュース 医薬 作成日:2017年11月20日_記事番号:T00074032
衛生福利部(衛福部)の統計によると、台湾の2016年の肺がんによる死者は9,372人に上り、がんの部位別で肺がんの死亡率は7年連続で最も高かった。民進党の邱泰源立法委員と医療界関係者らは「肺がん撲滅デー」の17日、衛福部に対し肺がんの問題を直視し、早期治療に向け高リスク者に対する検査を実施するよう求めた。衛福部国民健康署は、高リスク者とニーズの最も高い人に対する検査は可能で、年内に具体的な方向性を示すと表明した。18日付自由時報が報じた。
台湾大学医学院附設医院(台大医院)の余忠人副院長は、台湾の肺がん患者の5年生存率はわずか15%と指摘。肺がんは初期段階では無症状の場合が多いためで、早期検診の割合を高めることが急務と述べた。
余副院長はさらに、台湾の肺がん患者の半数は非喫煙者で、女性の肺がん患者の場合は9割以上が喫煙習慣がないと指摘。大気汚染などが危険因子となっており、肺がん高リスク者のリスク評価をすべきと訴えた。
衛福部中央健康保険署の統計によると、台湾では年間5万5,000人が肺がん治療を行っており、関連の医療費は1,117億台湾元(約4,100億円)に上る。
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