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アリババ、潤泰出資の中国大手株36%取得


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年11月20日_記事番号:T00074037

アリババ、潤泰出資の中国大手株36%取得

 中国の電子商取引(EC)大手、阿里巴巴集団控股(アリババ・グループ・ホールディング)は20日、中国の大型スーパー運営大手、高鑫零售(サンアート・リテール)の株式36.16%を224億香港ドル(約3,200億円)で取得すると発表した。サンアートは仏小売り大手、オーシャン・リテールと台湾の潤泰集団による合弁会社で、3社は小売り分野で戦略提携することになる。

 アリババは潤泰集団が保有するサンアート株を取得する。これにより潤泰はサンアートに対する持ち株比率が大きく低下し、経営の主導権を失う。

 サンアートは現在、中国全土に「大潤発」「欧尚(オーシャン)」の商号で計454店舗を展開しており、昨年の売上高は1,000億人民元(約1兆6,800億円)の大台を突破した。

 アリババの張勇・最高経営責任者(CEO)は「今回の戦略提携はコードスキャンに代表されるIT時代が、ビッグデータとオンライン、オフラインの融合に代表されるDT(データテクノロジー)の時代に飛躍することを意味する」とコメントした。