ニュース 社会 作成日:2017年11月20日_記事番号:T00074043
1977年11月、当時の桃園県長選挙での不正開票に中壢市民が警察署を包囲して抗議、当局が弾圧して死者が出た中壢事件から19日で40周年を迎え、鄭文燦桃園市長は記念フォーラムの席上、事件の舞台となった警察署そばで日本統治時代に建築された警察官舎の修復を進めており、完成後そこに事件の記念館を設ける考えを示した。20日付聯合報などが報じた。
中壢事件を振り返る展示会が中壢芸術館で開かれており、写真などで当時のもようをうかがい知ることができる(19日=中央社)
中壢事件は、国民党一党支配下で不正選挙が横行していた当時、市民が初めて自発的に不正選挙に抗議し、街頭運動の原型になったと評価されている。鄭市長は「中壢事件がなければ後の美麗島事件もなく、すなわち台湾の民主化もなかった。中壢事件は在野の民主運動が組織化し、選挙に活路を求めていった重要な転換点だった」と指摘した。
不正選挙で敗れて中壢事件の主役となった当時の民主化運動のリーダー、許信良氏(第5代民進党主席)は、「中壢事件が起点となって、台湾は世界で最も自由で、開放され、民主的な国柄となった。若いときに追求していた民主、自由、人権といった価値観が、一つ一つ実現されていった」と語った。
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