ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年11月22日_記事番号:T00074083
鉄鋼最大手、中国鋼鉄(CSC)が21日発表した10月連結税引き前利益は前月比5%増、前年同月比0.16%減の23億8,500万台湾元(約90億円)で今年最高となった。第4四半期に入り鉄鋼製品のオファー価格を引き上げたことが要因だ。22日付工商時報が報じた。
CSCは増益について、鉄鋼主要7製品のオファー価格を1トン当たり平均1,144元、5.6%引き上げた効果が出たとした上で、10月出荷量は92万4,600トンと目標を上回るなど、受注や出荷が順調だったと説明した。
同社の10月連結売上高は296億300万元で前月比1%減、前年同月比3.71%増だった。第1~3四半期連結売上高は2,863億6,900万元で前年同期比21%増。第1~3四半期連結税引き前利益は187億3,700万元で前年同期比13%減だった。
証券会社は今後の展望について、内需の落ち込みで鉄鋼需要が縮小しているものの、中国で減産が続いており、全体的には需給バランスが安定していると分析。日本、韓国、東南アジア市場では熱延製品需要が安定しており、24日発表の来年第1四半期の台湾域内オファー価格は、全て据え置きとする可能性が高いと予想した。
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