ニュース 電子 作成日:2017年11月23日_記事番号:T00074103
サプライチェーンの情報によると、放熱モジュールメーカーの奇鋐科技(アジア・バイタル・コンポーネンツ、AVC)は、来年第1四半期からグラファイト(石墨)シートを米アップルのスマートフォン「iPhone」の組み立てメーカーに供給する予定だ。AVCはノーコメントとした。23日付経済日報が報じた。
アップルには現在、パナソニックとカネカ(本社・大阪市北区、角倉護社長)がグラファイトシートを供給しているとされる。サプライチェーンの情報が事実となれば、AVCはグラファイトシートをiPhoneに供給する初の台湾メーカーとなる。
アップルはiPhoneのプロセッサーの性能や無線通信速度の向上に伴い本体の放熱が難しくなってきている上、グラファイトシートの原料価格上昇を受けて、AVCを新たなサプライヤーに加え供給リスクの分散を図る狙いとされる。
証券会社は、AVCはアップルの薄型軽量ノートパソコン「MacBook」とオールインワン(モニター一体型、AIO)PC「iMac」に放熱製品を供給していると指摘。放熱材料が以前より品薄になっていることも踏まえると、AVCのiPhoneサプライチェーン入りは不自然でないと説明した。
証券会社は、AVCの当初のグラファイトシート供給量は限られるが、中国の武漢市の新工場が来年の稼働後、供給割合を増やせると予想した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722