ニュース 金融 作成日:2017年11月23日_記事番号:T00074114
台湾海軍から掃海艇を受注した慶富造船に対する205億台湾元(約760億円)の協調融資(シンジケートローン)が債務不履行となった問題で、第一商業銀行を筆頭とする債権銀行団は同社の資産に対する仮差し押さえを高雄地方法院に申し立て、これまでに同社の造船所の設備、ツバル向けに建造した漁船タウタロア号、高雄軟体科技園区(高雄ソフトウエアパーク)にある本社ビル1~6階が差し押さえられた。23日付蘋果日報が報じた。
鑑定によると、タウタロア号の価値は2,600万米ドルだ(21日=中央社)
協調融資には政府系銀行9行が参加。銀行団は最高で協調融資分で最大125億元、各行による単独融資を含めると250億元の不良債権を抱える見通しだ。うち222億元は十分な担保を確保していない。今回差し押さえられた資産のうち、本社ビルは時価25億元前後とみられている。
一方、高雄地方法院検察署は慶富造船が不正に22億元の融資を受けた事件に続き、国防部による入札、銀行団の協調融資でも汚職がなかったかどうか捜査する構えだ。
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