ニュース 農林水産 作成日:2017年11月23日_記事番号:T00074116
台湾は現在、ウナギの稚魚であるシラスウナギの漁獲期間に当たる毎年11~2月にシラスウナギの輸出を禁止しているが、禁輸期間中にウナギの需要が高い日本に密輸されるケースが相次いでおり、行政院農業委員会(農委会)は輸出の通年解禁の検討に入った。23日付自由時報が伝えた。
輸出の通年解禁は密輸を取り締まることが目的だが、台湾のウナギ養殖業界からは反対意見が出ている。
業界関係者は、台湾の養殖ウナギは8割が日本に輸出されており、シラスウナギを輸出してしまえば、日本は台湾産ウナギに依存する必要がなくなると指摘しているほか、輸出解禁で日本がシラスウナギを格安で入手できれば、台湾の低コスト養殖の優位性が失われかねないと懸念を示した。
ただ、台湾のウナギ養殖業の世界シェアは過去の20~30%から現在では3~5%に低下した。農委会関係者は「シラスウナギ漁獲期間の禁輸措置は日本の業界との競合を避ける意味合いがあったが、既に実情にそぐわなくなっている」と指摘した。
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