ニュース 社会 作成日:2017年11月23日_記事番号:T00074119
中国が台湾と外交関係を持つバチカンやパラオなどへのツアー旅行を制限しているとみられることが判明した。事実とすれば、台湾の友好国に圧力を加える意図があるとみられる。23日付聯合報が伝えた。
鳳凰旅行の通知文書によると、これまでに旅行会社2社がバチカン、パラオが含まれる旅行商品を発表し、罰金30万人民元(約500万円)を受けたという(中央社)
北京にある北京鳳凰仮期国際旅行社はこのほど、中国の政府観光局や地方観光局が旅行会社に対する秋期・冬期検査を実施することに関する内部通知文書で、中国公民の渡航が解禁されていない国への旅行が検査の重点になると指摘。バチカン、パラオなどへのツアーを企画した場合には厳しい処罰を受けると警告した。
中国とバチカンは長年にわたり主教の任命権をめぐり対立してきたが、最近双方で合意が成立したとの情報もある。中国は最近、北京故宮博物院とバチカン美術館の交換展示を企画するなど、バチカンに接近しており、今回の旅行制限はバチカンとの国交樹立を目指す中国の動きと何らかの関係があるのではないかと憶測を生んでいる。
中国人のバチカンへの旅行は公式には認められていないが、実際には黙認されている状況にあった。
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