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AUO執行長、「来年Q1もフル稼働維持」


ニュース 電子 作成日:2017年11月24日_記事番号:T00074129

AUO執行長、「来年Q1もフル稼働維持」

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪執行長は23日、来年の見通しについて、中小型パネルの需要が非常に強く、大型も良好な中、第1四半期は生産ラインがフル稼働を維持すると語った。24日付経済日報が報じた。

 彭執行長は、中国で新たな第10.5世代工場が稼働するものの、生産品目は全て標準化製品であり、これに対してAUOは付加価値型製品、ハイエンド製品を生産しており、多くの新製品を準備中で、来年は依然非常に忙しいと述べた。

 彭執行長はまた、中小型パネルの需要の強さを特に強調した。中小型パネルの来年の需要動向については、従来型のアモルファスシリコン(a-Si)の比率が低下し、LTPS(低温ポリシリコン)は拡大、有機EL(OLED)も成長すると予測した。なお、中国・昆山のLTPS工場は量産から1周年を迎え、月産能力2万5,000枚の第1期生産ラインがフル稼働となっている。第2期の設備搬入時期は検討しているが、まだ決定していないと説明した。

 大型パネル市況については、今年半ばから価格が下がり続け、独身の日(11月11日)セールでもテレビの販売台数は下落したが、テレビ1台当たりのパネル面積や規格は拡大・向上しており、全体の市況はかなり良好だと指摘した。