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イノラックス50・65インチパネル減産か、価格大幅下落で


ニュース 電子 作成日:2017年11月27日_記事番号:T00074155

イノラックス50・65インチパネル減産か、価格大幅下落で

 市場観測によると、液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は第8.6世代工場で50インチ製品を減産し、生産ラインを58インチ製品に振り替えているほか、第6世代工場では65インチ製品を減産し、IT(情報技術)製品向けパネルと車載用パネルに生産能力を振り向けている。パネル市場は年末の欧米向けの需要期が終わり、テレビブランドが在庫管理への慎重姿勢を強めたため、11月に40、43、50、65インチ製品の価格が5~7%下落した。市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの邱宇彬研究副総経理は、イノラックスは58インチ製品で55インチ製品市場の需要獲得を狙っていると指摘した。27日付工商時報が報じた。

 パネル市場では32、55インチ製品の需要が比較的強く、11月の価格下落幅は1~2米ドルにとどまった。

 IHSマークイットは、現在はテレビブランドの方が価格交渉力が強いと指摘。パネルメーカーは来年上半期までの非需要期の受注確保に向け、大口発注に対して値下げする姿勢を示しており、当面はパネル価格の下落が続くと予想した。