ニュース 食品 作成日:2017年11月27日_記事番号:T00074159
食品最大手、統一企業(ユニ・プレジデント)のサプリメント「予倍保明智膠嚢」から、台湾の基準値の約4倍の放射性物質セシウムが検出されたことが分かった。既に2,000個が販売されている。衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は販売業者に対し、同製品の撤去を要求した。26日付聯合報が報じた。
統一の「予倍保明智膠嚢」(25日=中央社)
統一は、日本と韓国で最近、フランスから輸出されたビルベリー、ブルーベリーから基準値以上の放射性物質が検出されたとの情報を受けて、製品調査を実施。フランスから輸入した原料の「非グリコシル化ビルベリー抽出物」を自主的に行政院原子能委員会(原能会)に送って検査を受けたところ、セシウムが検出された。同原料を使用した「予倍保明智膠嚢」は3,328個で、TFDAはこのうちの1,328個を押収したものの、残りの2,000個は既に販売されている。
問題の原料は昨年8月中旬、サプリの原料などを取り扱う台中市の和司特(ヘルステイク)がフランスから10キログラムを輸入。このうちの8キロを、統一のサプリの受託生産を担当する中南生物科技(南投県)に販売した。残りの2キロは中部の別の業者に販売したが、使われておらず既に押収されている。
統一は同製品のレシートや空き瓶、パッケージなどで払い戻しに応じると説明した。
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