ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

製造業・サービス業・建設業、10月景況指数が全面下落


ニュース その他分野 作成日:2017年11月27日_記事番号:T00074172

製造業・サービス業・建設業、10月景況指数が全面下落

 台湾経済研究院(台経院、TIER)が24日に発表した10月の景気動向調査によると、製造業の10月の営業気候観測指数は100.69ポイントで前月から0.97ポイント下落したほか、サービス業は91.05ポイントで2.23ポイント下落、建設業は93.4ポイントで2.41ポイント下落といずれも下落を記録した。25日付工商時報が報じた。

 台経院によると、台湾の輸出受注額は15カ月連続で成長を見せているが、末端電子製品の出荷シーズンの終了が近づいていること、比較対象となる昨年の数値が高いこと、半導体製造設備の輸入が減少していることなどから、製造業者では10月、景気に慎重視する姿勢が強まった。

 サービス業については、証券会社が株式市場の出来高低迷に、保険会社が生命保険事業の売上高低迷に影響を受け、景気に対し悲観的な見方が強まった。

 台経院の林建甫院長は、第4四半期の経済状況について「景気に疲弊感が漂う本来の状況に立ち返る」と予測。台経院景気予測センターの孫明徳主任も、10月の営業気候観測指数の下落は「景気の下降」を意味するのではなく、本来の姿に戻ったことを意味し、かつ今後も冷え込みは続くとの見通しを示した。