ニュース 社会 作成日:2017年11月27日_記事番号:T00074173
行政院海岸巡防署(海巡署)海洋巡防総局は26日、海軍向け掃海艇建造問題の渦中にある慶富造船と結んだ100トン級巡視艇の建造契約を解除するとともに、同社を相手取り、契約履行遅延を理由に12億8,529万台湾元(約48億円)の損害賠償訴訟を起こすと発表した。27日付聯合報が伝えた。
海洋巡防総局の謝慶欽副総局長は、慶富造船は不良企業として登録すると述べた(中央社)
海巡署は4年前に慶富造船に巡視艇28隻を37億4,200万元で発注し、2015年4月からこれまでに13隻が引き渡され、8隻が建造中、7隻が未建造となっている。海巡署は慶富造船や連帯保証人の兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)に対し、巡視艇の建造を急ぐよう文書で要求したが、建造作業は事実上ストップしていた。
慶富造船をめぐっては、海軍も掃海艇の建造契約を解除することを検討しており、同社をめぐる問題は大きなヤマを迎えた。
一方、財政部によると、慶富造船への融資に関連し、政府系銀行8行のリスクエクスポージャーは205億1,000万元で、損失額は148億9,700万元に上ると試算される。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722