ニュース 金融 作成日:2017年11月28日_記事番号:T00074189
台湾海軍の掃海艇を受注している慶富造船に対する協調融資について、幹事行の第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)の董瑞斌董事長は「融資(前払金保証)を延長しないことを決定した」と述べた。28日付工商時報が伝えた。
銀行団は慶富造船グループに総額205億台湾元(約760億円)を融資しており、うち掃海艇関連が146億元だ。仮に国防部が契約を解消する事態となれば、債権行9行による損失額は127億元に達すると見込まれる。
掃海艇をめぐる融資で、協調融資のうち債権団による前払金保証期限が12月1日に到来するが、董董事長は立法院での答弁で、「慶富造船は債権団で債務不履行と見なされている。正常な利払いもない状態であり、保証を延長しないことを決めた」と説明した。
債権団が保証を延長しなければ、軍は慶富造船に10日以内に保証金の納付を求めるとしており、慶富造船がそれに応じられなければ、契約解除の手続きが始まる。
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