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李明哲氏に懲役5年判決、総統府「民主の理念は無罪」


ニュース 社会 作成日:2017年11月28日_記事番号:T00074198

李明哲氏に懲役5年判決、総統府「民主の理念は無罪」

 非政府組織(NGO)活動家で元民進党職員の李明哲氏が中国当局に拘束され、国家転覆罪で起訴された裁判で、湖南省の岳陽市中級人民法院は28日、懲役5年、政治的権利を2年間剝奪する判決を下した。李氏は控訴しないことを表明したため、判決が確定した。中央社電が28日報じた。

/date/2017/11/28/18lee_2.jpg李明哲氏の妻の李凈瑜氏(右)は判決後、「夫は人権活動家であり、行動は全て言論の自由の範囲内だ。私は中国の裁判所を認めない」と語った(28日=中央社)

 李氏は3月に広東省に入境した後拘束され、きょうまで255日間、人身の自由を制限されている。今回の裁判では9月11日に行われた初審で罪を認めていた。

 判決に対し総統府は声明を発表。「『国家転覆』といった罪名での裁判は受け入れられない。民主の理念の広めたことは無罪だ」として、李氏の早期釈放と台湾帰還を実現させるよう中国側に訴えた。総統府はさらに、李氏の拘束事件は中台関係を大きく傷つけ、台湾人民の自由民主に対する堅持に挑戦したとして遺憾の意を表明した。