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大型パネルQ3シェア、BOEが初の首位【表】


ニュース 電子 作成日:2017年11月29日_記事番号:T00074205

大型パネルQ3シェア、BOEが初の首位【表】

 市場調査会社IHSマークイットの統計によると、大型パネルの第3四半期の出荷枚数ベースでの市場シェアは、中国最大手の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)が21.7%と、LGディスプレイ(LGD)を抜いて初めて首位となった。台湾勢の群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)はそれぞれ3位、4位だった。29日付工商時報が報じた。

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 市場調査会社IHSマークイットは、LGDは2009年第4四半期から首位を維持してきたが、ここ1年はシェアを落としており、16年第1四半期比で5ポイントも縮小したと指摘した。同じ韓国勢のサムスンディスプレイ(SDC)も同期間に約6ポイントシェアを下落させ、第3四半期は8.9%で5位だった。

 一方台湾勢の市場シェアに大幅な変動はなく、第3四半期はイノラックスが16.1%、AUOが15.8%で、16年第1四半期比では、それぞれ1.3ポイント上昇、0.1ポイント下落だった。シャープの第3四半期シェアは5.9%の6位で、16年第1四半期比で2ポイント上昇した。

 専門家は今後の展望について、LGDの中国の有機EL(OLED)ディスプレイ工場は認可が下りず計画が遅れている一方、BOEの成都工場の有機EL生産ラインは予定を前倒しして量産に入るとみられており、LGDの優位が縮小すると指摘。BOEの第8.5世代工場が量産に入れば、両社の出荷シェアはさらに広がると予想した。