ニュース 社会 作成日:2017年11月30日_記事番号:T00074252
今月25日、台北市のレストランで開かれた結婚披露宴に、新郎新婦とはまったく無関係な母娘が紛れ込み、料理を大量に持ち帰ろうとしたところ、他の出席者に怪しまれ、タダ食い行為が発覚。この親子は、自分たちは社会的弱者だと同情を引こうとしたが効果がないとみるや、新郎新婦に対し「ろくな未来にならないよ!」と吐き捨てた。この母娘は怪しい行動を取ったため発覚したが、入退場がルーズな台湾の結婚式では、こうしたタダ食い客が紛れ込むケースは決して少なくないのかもしれない。
今回、披露宴を行った新郎によると、他の招待客に紛れ、新郎の友人と偽って会場に入った問題の母娘のうち母親(54)は、宴会が始まり、円卓に料理が運ばれてくると、他の客がいくらも食べてないうちに持ち帰り用の容器に詰め、さらには別のテーブルまで「遠征」して料理を集めて回ったという。
一方、娘(24)はすっかり招待客の役になり切り、会場で行われたゲームに参加し、見事、賞品を獲得。他の賞品獲得者とともにちゃっかり新郎新婦と記念撮影を行った。
しかし母娘が会場を後にしようとしたところ、大量の料理を抱えている2人の姿を怪しんだ親族が「おたくは新郎新婦とどういうご関係?」と尋ねた。これに母娘は「新郎の小学校の同級生です」と答えたが、「どこの小学校ですか」とさらに質問されると答えに窮したことから、タダ食い目的で紛れ込んだことが発覚。その後も2人は悪びれる様子も見せなかったことから親族から警察に通報された。
警察によると、この母娘は障害者手帳は取得していないものの精神的に不安定で、今月12日にも娘が小籠包店で代金の400台湾元(約1,500円)余りを踏み倒して店主から訴えられているほか、住んでいるマンションの家賃も2カ月間滞納。また隣人も、債権者がたびたび2人の家にやって来ていると証言している。
「披露宴の日は全てが完璧だったけど、あの母娘に遭遇したことが唯一の汚点」と語る新郎は、2人を訴えるつもりはないが、これ以上、被害者が出ないよう今回のトラブルを公表することにしたと述べている。
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