ニュース 石油・化学 作成日:2017年12月7日_記事番号:T00074369
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が6日発表した主要4社の11月連結売上高は前月比4.2%増、前年同月比13.2%増の1,320億200万台湾元(約4,900億円)と、過去29カ月で最高だった。国際原油価格上昇に伴う石化製品価格の上昇が貢献した。7日付経済日報などが報じた。
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)の11月連結売上高は前月比5.1%増、前年同月比12.5%増の273億9,100万元で、2015年6月以来の最高を記録した。呉嘉昭・南亜プラ董事長は、11月のドバイ原油価格は1バレル当たり平均60.6米ドルと過去2年で最も高く、ポリエステル繊維原料のエチレングリコール(EG)、電子材料分野の石化製品などの需要が売上高を押し上げたと説明した。
他3社は▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、186億1,700万元(前月比12.3%増、前年同月比6.9%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)、315億7,600万元(前月比0.3%減、前年同月比16.6%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)、544億1,800万元(前月比3.8%増、前年同月比13.8%増)だった。
主要4社は、主要産油国の減産延長で国際原油価格が高水準で推移し、石化製品価格も高水準が続くとして、12月、来年第1四半期いずれも楽観視している。ただ、来年第1四半期は春節(旧正月)の影響で、やや減収となる見込みだ。
なお市場では、台プラ主要4社の春節ボーナス(年終奨金)支給月数は上限の6カ月と予想されている。
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