ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

レノボ、コンパルに20%出資か


ニュース 電子 作成日:2017年12月8日_記事番号:T00074387

レノボ、コンパルに20%出資か

 市場観測によると、中国パソコン大手、聯想集団(レノボ)が台湾のノートPC受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の株式約20%の取得を検討している。事実となれば、台湾のノートPC受託生産メーカーが中国資本を受け入れる初のケースとなる。コンパルの呂清雄広報担当は7日、「聞いたことがない」とコメントした。8日付経済日報が報じた。

 業界関係者は、レノボの製品はノートPC、タブレット端末、携帯電話など幅広く、コンパルがレノボから出資を受ければ、コンパルの受注が大幅に増えると予想した。

 コンパルとレノボは2010年に中国安徽省合肥市で合弁会社、聯宝(合肥)電子科技(LCFC)を設立した。出資比率はレノボが51%、コンパルが49%。レノボのノートPCは60%以上をLCFCが生産し、残り約40%のうち過半をコンパルが受注しているとされる。

 合弁契約の期限を今年10月に迎え、コンパルは早ければ年内にもLCFCの株式を処分する。コンパルの陳瑞聡総経理はこれまでに、LCFC株式の売却後もレノボからの受注は減らないと述べていた。陳総経理の発言の背景には、レノボによるコンパルへの出資意向があったとみられている。