新光三越百貨の台北駅前店は７日、同社最後発となる週年慶（創業祭）セールを開始。初日売上高は４億5,000万台湾元（約17億円）と、前年同日比１％増だった。空気清浄機などの家電が30％増。 来客数は２割増増加した。８日付工商時報が報じた。
周年慶もいよいよ終盤。今年は好景気で、百貨店業界の業績は好調なようだ（７日＝中央社）
同店の曹龍生店長は、大気汚染により空気清浄機などの家電販売が伸びており、今年は３Ｃ（コンピューター、通信、家電）製品が前年比15％以上、大型家電が30％以上成長すると予測。また気温の冷え込みによりダウンジャケットなどの冬物衣料が30％伸びるとの見方を示した。この他、化粧品も10％以上の成長を見込む。
今年の新光三越の創業祭セールはここまで前年同期比８％増収と、目標の１％増、204億元を大幅に上回った。今年初めて実施した、2,000元購入で200元を還元するキャンペーンが貢献した。セール好調により、通年の全体売上高は前年の787億元を上回る見通しだ。
一方、遠東百貨（ファーイースタン・デパートメント・ストアズ）のこれまでの創業祭セール売上高は120億元以上で、前年同期比約４％増となっている。家電と衣料が２桁成長。通年の全体売上高は、122億6,000万元（3.5％増）の目標を上回りそうだ。
遠東そごうの創業祭セールはここまで前年同期比２～３％の増収で、期間中の売上高は108億元を見込む。通年の売上高予測は460億元。
