ニュース 電子 作成日:2017年12月11日_記事番号:T00074408
11日付経済日報によると、アップルは新竹科学工業園区(竹科)龍潭科学園区(桃園市龍潭区)の技術開発拠点で、秘密裏に有機EL(OLED)関連の研究開発(R&D)を進めており、明基友達集団の達運精密工業(ダーウィン)が有機EL製造部材のFMM(ファイン・メタル・マスク)供給、帆宣系統科技(マーケテック・インターナショナル、MIC)がレーザーリペア装置およびクリーンルームの提供で協力しているとされる。
市場観測について、両社ともコメントを控えている。求人求職情報サイトによると、ダーウィンの求人掲載件数は200人以上、マーケテックは約300人と、近年で最高だ。
アップルは現在、スマートフォン「iPhoneX(テン)」に搭載する有機ELパネルを全てサムスン電子から調達している。アップルは有機ELパネル調達先の「脱サムスン化」に向け、来年にもLGディスプレイ(LGD)をサプライヤーに加えるとみられている。ただ、有機ELパネル生産における重要部材のFMMは、世界で3社しか供給できず、うち上位2社の大日本印刷(DNP)と凸版印刷の生産能力をサムスンが確保している。このため、アップルはダーウィンとの協力を模索しているもようだ。
アップルは今後2~3年でiPhone全機種に有機ELパネルを搭載する方針とされる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722