ニュース 電子 作成日:2017年12月11日_記事番号:T00074413
鴻海精密工業が8日発表した11月連結売上高は前月比17.3%増、前年同月比18.5%増の5,696億台湾元(約2兆1,500億円)で、過去最高を更新した。証券会社は、アップルの新型スマートフォンiPhoneX(テン)人気で、鴻海の第4四半期売上高は今年のピークになり、来年第1四半期までiPhoneX効果が続くと予測した。9日付経済日報などが報じた。
市場では、スマートフォン用カメラレンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)が11月連結売上高が微増で12月減収見通しを示したことから、iPhoneXの販売不振が反映されたもので、サプライチェーンへの影響を懸念する声が飛び交っていた。
鴻海の11月売上高の過去最高更新は、iPhoneX販売好調が主因で、特に顔認証システム「フェイスID」など新機能の搭載で、組み立ての難易度が上がり、出荷単価も高かったためとみられている。アップルの公式サイトで、iPhoneXの出荷予定日が早まったのは、鴻海が組み立てのボトルネックを除去したためとして、証券会社は鴻海の第4四半期生産台数は3,500万台、来年第1四半期は4,000万台以上と予測した。
鴻海は、11月の増収はコンシューマー向け電子製品の需要がもたらしたもので、通信製品は前月比横ばい、コンピューター製品は減収と説明した。鴻海は、12月連結売上高も過去最高を更新するかについてノーコメントだった。鴻海の1~11月連結売上高も4兆3,230億元で、同期として過去2番目の高水準だった。通年では5兆元が視野に入った。
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