宏碁（エイサー）と華碩電脳（ＡＳＵＳ）は11月、中国の「独身の日（11日）」と米国のブラックフライデー（24日）の大型セールによって売上高が好調な伸びを示した。９日付経済日報が報じた。
エイサーの11月売上高は236億900万台湾元（約890億円）で前月比5.1％増、前年同月比3.9％増で、過去１年５カ月で最高となった。今年１～11月の累計売上高は2,163億元、前年同期比1.13％増となっており、かつての落ち込みから事業を回復させたといえる。同社幹部は、11月売上高は台湾元高の影響を受けており、米ドルのみの計算では前年同月比9.6％だったと指摘。製品の優れた組み合わせと正確な位置付けによって消費者の評価を受けていると説明した。ちなみに同社の第３四半期純利益は14億4,900万元で、過去７年で最高、前年同期比で５倍近い伸びだった。
ＡＳＵＳの11月売上高は421億2,700万元で、前年同月比13.5％減ながら、前月比で21.5％の大幅増収となった。同社は、第４四半期は営業利益率の改善を最重要目標に掲げており、現在は期待通りに進んでいると強調した。
