ノートパソコン受託生産大手４社の11月連結売上高はいずれも前年同月比で増加した。９日付経済日報などが報じた。
広達電脳（クアンタ・コンピューター）の11月連結売上高は947億1,100万台湾元（約3,600億円）で、前月比5.7％減、前年同月比2.3％増だった。ノートＰＣ出荷台数は390万台だった。
仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の11月連結売上高は939億元で過去最高、前月比９%増、前年同月比32.6%増だった。ノートＰＣ出荷台数は380万台で前月比10％増だった。ＨＰ、宏碁（エイサー）、聯想集団（レノボ）など大手ブランドからの受注拡大が貢献した。この他、タブレット端末やスマートフォン、ＩｏＴ（モノのインターネット）関連製品も好調だった。
緯創資通（ウィストロン）の11月連結売上高は891億2,090万元で、前月比0.7％減、前年同月比20.2％増だった。ノートＰＣ出荷台数は160万台で前月比6.66％増だった。サーバー出荷台数は19万台で前月比35.7％増だった。デスクトップＰＣ出荷台数は120万台に増えた一方、液晶モニターは50万台、テレビは25万台に減少した。
英業達（インベンテック）の11月連結売上高は450億4,340万元で今年最高、前月比4.32％増、前年同月比19.66％増だった。ノートＰＣ出荷台数は160万台で前月比14％増だった。企業向けのハイエンドモデルの出荷が好調だった。
