ＮＡＮＤ型フラッシュメモリー用コントローラーＩＣ設計大手の群聯電子（ファイソン・エレクトロニクス）は、メモリーモジュール世界最大手の米キングストンテクノロジーと、PCI Express（ＰＣＩｅ）対応のＳＳＤ（ソリッドステートドライブ）でも協力すると発表した。人工知能（ＡＩ）、クラウドコンピューティングなどのＨＰＣ（高性能計算、ハイパフォーマンスコンピューティング）市場を開拓する。12日付工商時報が報じた。
ファイソンのＰＣＩｅ対応NVM Express（ＮＶＭｅ）ＳＳＤコントローラーＩＣは、キングストンのＳＳＤ全シリーズに採用されている。両社はＳＳＤのインターフェースがＳＡＴＡからＰＣＩｅへ世代交代すると見込んでいる。
ファイソンの潘健成董事長は、同社とキングストンはメモリー市況が好転した昨年はＳＳＤで業界をリードし、今年は深刻な供給不足となったＮＡＮＤ型フラッシュメモリーで市場を共同開拓していると説明した。ファイソンの今年のＳＳＤコントローラーＩＣ出荷量は昨年より倍増する見通しで、両社の提携関係はさらに緊密化すると述べた。
