ニュース 政治 作成日:2017年12月12日_記事番号:T00074456
蔡英文総統は11日、米国在台協会(AIT)のモリアーティ会長と会見した際、「台湾はインド太平洋戦略の関係者だ。米国と協力して朝鮮半島情勢の安定に務め、平和に貢献したい」と発言した。「インド太平洋戦略」は日本の安倍晋三首相が提唱する米国、日本、インド、オーストラリアの4カ国を軸に中国を仮想敵国と位置付ける政治・軍事包囲網で、日米はトランプ米大統領のアジア歴訪の際に、同戦略の共有を確認していた。12日付聯合報が報じた。
モリアーティ会長(左)と握手する蔡総統(右)。米台関係はトランプ大統領の就任以降、引き続き拡大・深化していると満足感を表明した(11日=中央社)
邱義仁・台湾日本関係協会も同日開かれた天皇誕生日祝賀レセプションで、「台湾が自由で開かれたインド太平洋戦略に参加でき、包括的かつ先進的TPP協定(CPTPP)への参加で日本の支持が得られるのであれば、地域の平和と繁栄にプラスとなる」と発言し、インド太平洋戦略への参加に日本の支持を求めた。
蔡総統と邱会長の発言について聯合報は、「同戦略への加盟意思を公に表明することは、北京の台湾に対する敵意をさらに深め、台湾海峡情勢をさらに悪化させる」と論評。明確な意思表明は必ずしも賢明な手法ではないと批判した。
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