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台湾向け半導体装置17年販売額、2位転落へ


ニュース 電子 作成日:2017年12月14日_記事番号:T00074490

台湾向け半導体装置17年販売額、2位転落へ

 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が13日発表した予測によると、台湾向け半導体製造装置の2017年販売額は前年比3.2%増の126億2,000万米ドルとなり、5年続いた首位の座を初めて韓国に奪われる見通しだ。韓国への販売額予測は178億9,000万米ドルで、前年の2.3倍。14日付経済日報が報じた。

 曹世綸SEMI台湾区総裁は、サムスン電子やSKハイニックスがNAND型フラッシュメモリー生産能力を増強し、DRAMの製造プロセスを向上している他、サムスンがロジックICの7ナノメートル製造プロセス移行を進め、高価なEUV(極端紫外線)リソグラフィー装置を購入しているためと分析した。

 3位以下の予測は▽中国、75億9,000万米ドル(前年比17.5%増)▽日本、60億2,000万米ドル(30%増)▽北米、55億7,000万米ドル(24.1%増)▽欧州、34億3,000万米ドル(57.3%増)──。

 世界市場の17年予測は前年比35.6%増の559億米ドルで、00年の477億米ドルを上回り、過去最高を更新する見通しだ。18年は7.5%増の601億米ドルの予測。

 台湾の18年予測は、前年比10.9%減の112億5,000万米ドルで、中国(113億3,000万米ドル、49.3%増)にも抜かれ、3位に転落する見通しだ。韓国は168億8,000万米ドルで5.6%減の予測。