ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中台金融当局、接触を事実上再開【表】


ニュース 金融 作成日:2017年12月14日_記事番号:T00074501

中台金融当局、接触を事実上再開【表】

 蔡英文政権の発足後、中台の金融当局間の公式な接触がストップしている中、台湾行政院金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄主任委員は13日、金管会銀行局の王立群副局長が先週北京入りし、台北金融研究発展基金と中国金融学会による接触という形で、事実上の当局間接触を果たしたことを明らかした。14日付工商時報が伝えた。

/date/2017/12/14/03finance_2.jpg

 顧主任委員は副局長レベルによる接触について、「段階を踏んで徐々に前進する」と述べた。

 中台は2009年に金融協力協定を結び、銀行、保険、証券、外国為替という4分野の覚書に基づき、金融当局間でトップ級による会合を行ってきた。しかし、15年末を最後に会合は2年近く中断している。金融当局幹部の接触は、16年5月に蔡英文政権が発足して以降初となる。

 今回台湾側は保険事業発展中心(保発中心)の桂先農董事長が団長を務めて訪中。中国側からは中国インターネット金融協会の林東栄会長(元中国人民銀行副総裁)が代表団を率いた。ただ、中国側が報道を控えるよう要請してきたため、台湾側は報道発表は行わなかった。