ニュース 電子 作成日:2017年12月15日_記事番号:T00074521
ドイツ液晶材料大手、メルクの台湾法人、台湾黙克(メルク台湾)の謝志宏董事長は、メルクが開発したスマート液晶ウインドーを、ITO(酸化インジウムスズ)導電ガラスメーカー、正太科技(ジェムテック・オプトエレクトロニクス)が来年4月から台湾で量産すると明らかにした。15日付電子時報が報じた。
メルクのスマート液晶ウインドーは建築、自動車用ソリューションとして、調光のための明暗の切り替えだけでなく、プライバシーを考慮して完全な透明と不透明を切り替えることできる。切り替えは2秒以内に完了し、室内温度調整による省エネ効果は30%に達する。
謝董事長は、グリーンビルディング(緑の建築、環境配慮型建物)の普及に伴い、スマート液晶ウインドーの需要が生まれていると指摘。メルクが液晶材料を提供し、ジェムテックが生産することで、生産コストを削減できると説明した。
ジェムテックは、ITO導電ガラスの生産能力拡大に1,000万米ドルを投じることを決定しており、来年2月に設備を導入すると説明。当初はオランダ工場で液晶注入の工程を行う必要があるが、2020年に全工程を台湾で行える見通しだという。
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