工業技術研究院（工研院）は18日、38／39ギガヘルツ（GHz）のミリ波帯を利用し、４Ｇ（第４世代移動通信システム）、５Ｇの双方に対応したＬＴＥ小型基地局のひな形システム、および小型基地局の通信をサポートするＭＵＳＴ（マルチユーザー・スーパーポジション・トランスミッション）技術をＩＣ設計大手の聯発科技（メディアテック）と共同開発したと発表。2020年の５Ｇネットワーク商用化と世界の通信市場における商機獲得を目指し、台湾における産業エコシステムの構築に取り組むと表明した。19日付経済日報が報じた。
工研院とメディアテックは15年、経済部技術処の支援の下、５Ｇネットワーク技術に関する協力を開始。基礎技術の研究開発（Ｒ＆Ｄ）、特許、テスト環境の構築、特許取得などの面で大きな成果を挙げた。また16年にはバルセロナで開催された移動通信業界の見本市「モバイル・ワールド・コングレス（ＭＷＣ）」で世界初のＬＷＡ（LTE Wi－Fi Link Aggregation）技術を発表した。
