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保瑞薬業、対米輸出専門の益邦製薬を買収


ニュース 医薬 作成日:2017年12月20日_記事番号:T00074596

保瑞薬業、対米輸出専門の益邦製薬を買収

 製薬会社の保瑞薬業(ボラ・ファーマシューティカル)は19日、米国のインパックス・ラボラトリーズの台湾子会社、益邦製薬(苗栗県竹南鎮)の全株式と工場設備、獲得が見込まれる受託生産契約を1,850万米ドルで買収することを董事会で決議した。20日付工商時報が報じた。

 益邦製薬は対米輸出専門の製薬会社で、米国、英国、台湾の認証を獲得しており、年間で錠剤・カプセルを20億個生産する能力を持つ。今回の買収と同時に、保瑞薬業はインパックスからパーキンソン病の症状緩和に用いられる「ライタリー」の台湾での代理販売契約を獲得する。

 保瑞薬業は2013年に日本のエーザイの台南工場を買収し、エーザイ向けの受託生産を行っているほか、14年には聯邦化学製薬(ユニオン・ケミカル・ファーマシューティカル)の全株式を取得。今年には宇泰薬業と合弁で新会社「宇泰欣薬業」を設立し、エスエス製薬やエーザイの商品を台湾で販売している。