ニュース 社会 作成日:2017年12月20日_記事番号:T00074612
台北地方法院検察署は19日早朝、中台統一派政党、新党の広報担当者、王炳忠氏らが国家安全法に違反し、中国籍の元留学生、周泓旭氏のスパイ活動を支援したとして、王氏ら事件関係者10人以上を取り調べるとともに、王氏の自宅など関係先を家宅捜索した。20日付聯合報が伝えた。
王氏(左)は20日開いた記者会見で、取り調べはまるで「緑色(与党民進党のシンボルカラー)テロ」だったと批判した(20日=中央社)
検察は王氏らが友人を周氏に紹介し、台湾でのスパイ組織構築を支援したとみている。王氏は出頭要求に応じなかったため、検察が逮捕令状を執行して、王氏の身柄を一時拘束した。
新党は政治的迫害だとして強く反発。王氏とともに検察の事情聴取を受けた同党若手幹部は、検察庁舎前で「政治犯になり、青史(歴史)に名を残す機会を与えてくれた蔡英文総統に感謝する」などと叫んだ。
捜査の焦点は王氏と周氏の関係だが、王氏の自宅の押収物には周氏が預けた私物などが含まれていたとされる。王氏はこれまで周氏が逮捕、起訴されたことを批判しており、周氏の裁判が国家安全上の理由から非公開とされたことについて、「密室裁判」だなどと反発していた。
中国を訪問中の郁慕明・新党主席は「国家安全法を適用したというが、彼が何を転覆できるのか」と捜査に疑問を呈した。
一方、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の安峰山報道官は「事件を厳しく非難し、事態の発展を注視していく」とコメントした。
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