国泰世華商業銀行（キャセイ・ユナイテッド・バンク）は21日、有料会員制の米系量販店、コストコ（好市多）との提携クレジットカード発行枚数が190万枚に達したと明らかにし、春節（旧正月、来年は２月16日）前に200万枚を突破すると予想した。単一の提携カードの発行枚数として台湾最多だ。22日付経済日報が報じた。
国泰世華銀は2013年８月にコストコから10年間の提携カード発行契約を受注した。それまでコストコとの提携カードを発行していた中国信託商業銀行（ＣＴＢＣバンク、中信銀）の発行枚数は約100万枚だった。
国泰世華銀の統計によると、同行の年間クレジットカード決済額のうち約３分の１の1,300億台湾元（約4,900億円）がコストコとの提携カードによるものだ。国泰世華銀は、コストコとの提携カード所有者は同店以外の場所でも決済額が非常に大きいと説明した。
国泰世華銀のクレジットカード全体の発行枚数は601万枚と中信銀に次ぐ２位だが、今年１～11月の決済額は4,062億元と前年同期比10%以上増え、首位を維持した。
