ニュース 運輸 作成日:2017年12月22日_記事番号:T00074662
台湾の離島、金門、馬祖と対岸の中国・福建省を結ぶ海運航路「小三通」は、中台関係の冷え込みにもかかわらず中国人客による利用が好調だ。今年11月までの中国人利用者は延べ23万9,100人で、この10月、11月は単月の過去最高を更新した。今年通年では昨年実績の25万5,800人を上回る見通しだ。22日付工商時報が報じた。
今年1~10月、小三通航路の船舶運航は中国側が延べ4,144回、台湾側が延べ3,185回と、2001年の小三通実施以来、初めて中国側の運航回数が台湾を上回っている。これは小三通の▽金門~廈門(アモイ)▽金門~泉州▽馬祖~馬尾▽馬祖~黄岐──の4航路のうち、金門~泉州で台湾側の業者が採算割れで撤退し、中国側の業者が引き継いだためだ。
馬祖の2路線も赤字のため、行政院大陸委員会(陸委会)は法改正を通じて来年2月に業者に補助金を支給する計画だ。馬祖への支給額は1,500万台湾元(約5,700万円)で、また、補助金によって台湾側の業者に金門~泉州への再就航を促す考えだ。
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