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台湾の文化創造産業、生産額で韓国に惨敗【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年12月25日_記事番号:T00074682

台湾の文化創造産業、生産額で韓国に惨敗【図】

 文化部の統計によると、台湾における文化創造産業の2015年生産額は8,826億台湾元(約3兆3,460億円)だったのに対し、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)が発表した、韓国における同産業の今年の生産額は110兆4,000億韓国ウォン(約11兆6,000億円)と台湾を大幅に上回っていることが明らかとなった。24日付中国時報が報じた。

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 また台湾の文化創造産業関連輸出額が15年に890億元だったのに対し、韓国の輸出額は67億4,000万米ドルと、台湾元にして2,032億元で、こちらも韓国の「圧勝」だ。

 なおKOCCAが定義する文化創造産業には、出版、テレビ、広告、ゲーム、映画、音楽、漫画、アニメなど10項目が含まれる。一方、台湾の場合は工芸品、プロダクトデザイン、建築などを含む16項目と韓国より広い範囲を対象としているにもかかわらず、生産額、輸出で大きく後れを取っていることについて、一部の専門家からは「中華文化との結び付きを強調し、対岸(中国)との密接な協力を図れば巨大な商機が期待できる」、「『脱中国化』イデオロギーは文化創造産業に間違いなく危害を加える」といった指摘も上がっている。