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11月小売業売上高、4カ月連続3%成長【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年12月25日_記事番号:T00074683

11月小売業売上高、4カ月連続3%成長【図】

 経済部統計処が22日発表した11月の小売業売上高は前月比0.4%増、前年同月比3.4%増の3,698億台湾元(約1兆4,000億円)と、4カ月連続で前年同月比の成長幅が3%を上回り、同月としての過去最高を記録した。来月も成長幅3%超が見込まれる。工商時報電子版が同日伝えた。

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 小売業売上高は今年上半期、暖冬、中国人観光客の減少、内需低迷を背景に、金融危機の影響を受けた2008年以降で初のマイナス成長となった。しかし8月以降、内需や訪台観光客数が好転、下半期は前年を上回る数字となった。1~11月の小売業売上高は3兆7,632億元で前年同期比0.9%増だ。

 総合商品小売業のうち百貨店は前年同月比6.8%増の378億元、量販店は7.5%増の152億元と周年慶(創業祭)セールの効果が表れた。無店舗小売業は10.6%増の227億元で、通販業界の「独身の日」(11月11日)セールが貢献した。

 飲食業の11月売上高は前月比7.9%減、前年同月比2.4%増の353億元で、同月の過去最高となった。周年慶セール期間中に百貨店などで外食する人が増えたためだ。

 卸売業の11月売上高は前月比1.6%増、前年同月比3.5%増の8,736億元だった。コンシューマーエレクトロニクス製品が需要期入りしたほか、クラウドストレージ需要の高まりによりメモリーやサーバーの出荷が増えた。