ニュース 金融 作成日:2017年12月26日_記事番号:T00074710
金融監督管理委員会(金管会)は25日、保険会社による人民元建て保険商品の保険料収入が人民元資産の10%を上回ってはならないとする規定を撤廃すると通達した。これにより、保険会社は独自のリスク管理で人民元建て保険商品を発売できるようになり、販売増加が見込まれる。26日付経済日報が伝えた。
人民元建て保険商品をめぐっては、これまで保険料収入が▽人民元資産の10%▽海外投資上限の5%▽前年の従来型保険商品の保険料収入の10%──を超えてはならないとの規定があった。金管会は今回、人民元資産の10%という条件を撤廃した。
今年は外貨建て保険商品が人気で、1~9月には米ドル建て保険商品の保険料収入が前年同期比103%増の3,246億台湾元(約1兆2,300億円)、オーストラリアドル建て保険商品は105%増と高い伸びを示した。これに対し、人民元建て保険商品の保険料収入は39%増の34億元にとどまり、通貨建て別で最低だった。販売低迷は人民元建て保険商品に対する規制が一因だったとされる。
金管会はこれまで保険会社が人民元建て保険商品を大量に販売しても、適当な投資先がないことを懸念して、総量規制を行ってきた。しかし、最近人民元建ての投資商品が多様化したことから規制緩和を決めた。
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