ニュース 金融 作成日:2017年12月27日_記事番号:T00074740
26日の台湾元相場は終値が1米ドル=29.945元と前日比0.023元上昇し、約3年4カ月ぶりの高値となった。台湾元は米ドルに対し年初来7.79%上昇しており、生命保険、電子業界に大きな為替差損が生じると懸念されている。27日付工商時報が報じた。
金融監督管理委員会(金管会)が26日発表した統計によると、生保業界の1~11月の為替差損は1,632億元に上った。通年では1,700億元以上と過去最高を記録する見通しだ。
電子業界では、TSMCは1米ドル=30.3元として第4四半期売上高を予測していたが、台湾元高によって利益率が下がると懸念されている。また、受託生産大手の▽鴻海精密工業▽広達電脳(クアンタ・コンピューター)▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)▽緯創資通(ウィストロン)▽英業達(インベンテック)▽和碩聯合科技(ペガトロン)──も米ドル決算が中心のため、為替差損を被る見通しだ。
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