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国防報告書、米台の軍事交流に言及


ニュース 政治 作成日:2017年12月27日_記事番号:T00074742

国防報告書、米台の軍事交流に言及

 国防部は26日、2017年国防報告書を発表。中国軍機の活動活発化などに関する記述に加え、今年から「パートナーシップ関係」という章が新設され、米軍と部隊レベルでの交流演習、観閲などを進めてきたことを公に認めた。国防部は「米国の台湾に対する具体的な支持と安全の確約を象徴するものだ」と説明した。27日付蘋果日報が伝えた。

/date/2017/12/27/18army_2.jpg国防部は、中国軍機が昨年8月以来で延べ23回、台湾を周回したと指摘した(26日=中央社)

 報告書は「台湾と米国は『台湾関係法』を双方の関係の根拠とし、米国が台湾に必要な防衛性武器を引き続き提供し、全方位的な軍事交流ルートを構築している」と指摘した。

 総統府の黄重諺報道官は「持続的かつ友好的な台米関係は東アジアの平和と安定に極めて重要であり、台湾は米国の長期にわたる台湾への各分野での支持と協力を重視している。国際社会の一員として、台湾は域内のパートナーシップをさらに強固な協力関係へと発展させ、共に域内の平和、安定、福祉に貢献していきたい」と述べた。

 報告書はまた、中国の軍事力について、▽空軍は第一列島線以西の制空能力を備え、ロケット軍のミサイルは台湾全域を射程圏内に置いている▽海軍は台湾海峡を封鎖する能力を持つ▽地上戦力は台湾の離島に上陸する作戦能力を備えている──などと指摘した。