ニュース 金融 作成日:2017年12月28日_記事番号:T00074749
自動車大手、裕隆集団傘下の自動車ローン会社、裕融企業(TAC)は、フィリピンでの新会社「菲律賓裕隆財務(仮称)」の設立に4億5,000万台湾元(約17億円)を投じることを董事会で決議した。裕隆集団が出資するフィリピン日産自動車(NMPI)のディーラーと共同でフィリピンを含む東南アジアの自動車ローン市場に参入する。早ければ来年下半期に開業する。28日付工商時報が報じた。
裕融企業の主管は、自動車ローン事業が成功すれば、タイミングを見て企業向け融資、設備投資向け融資、レンタカーなどの事業にも手を広げると明らかにした。
NMPIはフィリピンで日産車の販売に長年携わってきたため、現地市場に通じている。このため、裕融企業はフィリピンを拠点として、年間の新車販売台数が300万台以上に達する東南アジアの自動車ローン市場をNMPIと開拓することを決めた。
証券会社は、フィリピンはここ数年、高い経済成長を遂げており、今年の新車販売台数は50万台を突破する見通しだと説明。フィリピンでは自動車の購入時にローンを組んで分割払いする人の割合が台湾の50%より大幅に高い上、フィリピンの自動車ローン金利は17%に上るため、裕融企業は同国で大きな利ざやを確保できると予想した。
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