ニュース 政治 作成日:2018年1月3日_記事番号:T00074805
中国籍の元留学生、周泓旭被告(29)がスパイ活動を行い、中台統一派政党、新党の若手幹部の王炳忠氏(30)らの取り込みを図っていた事件で、周被告が中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の資金で王氏を支援していたことがこれまでの捜査で判明した。3日付蘋果日報が伝えた。
新党の王氏は2日、台北地検は証拠を示すべきと訴えた(2日=中央社)
台北地方法院検察署が2日に明らかにした捜査結果によると、検察は昨年、周氏の自宅から台湾での親中組織構築を目指す「星火T計画」に関する文書を押収した。内容は台湾の現役軍人や王炳忠氏を協力者として取り込み、「星火秘密小組」という活動組織を立ち上げるとするものだった。
周氏はまた、国台弁からの20万米ドルの資金支援を得て、王氏に宣伝媒体として「燎原新聞網」を設立させていた。周氏と王氏の協力期間は2年3カ月に及んだとされる。
周被告は一審の台北地方法院で懲役1年2月の判決を受け、現在は台湾高等法院で二審の審理が行われている。王炳忠氏らはこれまで証人として事情聴取を受けてきたが、周被告の共犯として起訴される可能性が高まった。
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