ニュース 石油・化学 作成日:2018年1月4日_記事番号:T00074821
建材メーカーのアイカ工業(本社・愛知県清須市、小野勇治社長)は4日、昨年11月より進めていた、台湾のウレタン樹脂など製造販売メーカー、日勝化工(エバーモア・ケミカル・インダストリー)に対する株式公開買い付け(TOB)について、TOB代理人である凱基証券(KGI)よりTOBの諸条件が成立した旨の連絡を受けたため、予定通りTOBを実施すると発表。エバーモアを傘下に収めることが確定した。
時報資訊の3日報道によると、アイカ工業はエバーモアの発行済み株式の50.1%に当たる4,979万3,388株の買収を目指していたが、2日時点でこれを上回る6,062万4,444株の取得を確定させ、エバーモア側に通知したという。エバーモアの筆頭株主、宝成工業が2,886万7,000株の売却に応じた。
アイカ工業はエバーモアの董事会で過半数の席を確保するが、何文杰董事長と黄長沢総経理は留任させる。一方、エバーモアの子会社である肯美特材料科技(ケムマット・テクノロジーズ)、東莞宝建高分子材料などはアイカ工業グループの傘下に収める。
アイカ工業はTOBに際して、エバーモアの買収により、ウレタン樹脂や紫外線硬化型樹脂などの製品開発力向上や、川上原料から樹脂製品までの一貫生産によって競争力向上が図れると説明していた。
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