ニュース 石油・化学 作成日:2018年1月8日_記事番号:T00074874
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の2017年純利益は、原油や石化製品価格の高騰を受けて前年比11~15%増の2,300億~2,400億台湾元(約8,800億~9,200億円)となり、近年で最高となる見通しだ。8日付工商時報が報じた。
台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、一貫生産体制のメリット、およびスチレンモノマー(SM)やABS樹脂、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)などの需要増で、1株当たり純利益(EPS)が9元を超える見通しだ。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は、▽エピクロロヒドリン(ECH)▽アクリロニトリル(AN)▽メチルメタクリレート(MMA)──などの石化製品の価格上昇が貢献したほか、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)も堅調だった。
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は、エチレングリコール(EG)、フタル酸ジオクチル(DOP)の価格回復の他、傘下の南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)の利益拡大により増益となった。
今年の展望について台塑は、中国でクロルアルカリプラントの稼働率が依然高いこと、オーストラリア、インド、インドネシア、ベトナムでのアルミニウム生産増による水酸化ナトリウムの需要拡大などにより、第1四半期は製品価格が高い状態が続くと予想した。
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