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労基法改正反対、時代力量議員がハンスト


ニュース 社会 作成日:2018年1月8日_記事番号:T00074883

労基法改正反対、時代力量議員がハンスト

 立法院臨時会で8日から労働基準法(労基法)改正案の審議が始まることに抗議し、若年層を支持基盤とする野党・時代力量の立法委員5人が5日夜から総統府前でハンストに入った。与党民進党が10日にも採決を行う方針なのに対し、野党国民党も徹底抗戦の構えを見せており、臨時会は大荒れの展開となりそうだ。8日付蘋果日報が報じた。

/date/2018/01/08/16labor_2.jpg時代力量の立法委員らは8日午前4時半に警察に強制排除され、58時間にわたったハンストを終えた(8日=中央社)

 時代力量の立法委員によるハンストの周囲では警察が厳しい警備を行い、出入りを制限した。警察はハンスト決行場所のテントを強制撤去したり、警察側が貸し出していた長椅子を返却するように要求。中にはかぜをひく立法委員も出た。警察が立ち入り規制区域を拡大したことには「言論の自由を阻害するものだ」という批判の声も上がった。

 ハンストメンバーの1人、洪慈庸立法委員は「以前は総統府前で自由に意見を表明できたが、現在は医師との接触も制限している。基本的人権も無視するようになったのか」と批判した。

 労働団体で組織する「五一行動聯盟」も8日から立法院の通用門前に座り込み、労基法改正反対を訴える予定だ。