ＧＰＵ（グラフィックスプロセッサー）大手、米エヌビディアは８日、ＡＩ（人工知能）を搭載した自動運転車用ＳｏＣ（システム・オン・チップ）「DRIVE Xavier（エグゼビア）」を発表した。台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の12ナノメートル立体構造トランジスタ（FinFET）プロセスを採用し、年内に量産、出荷を開始する予定だ。９日付工商時報が報じた。
エヌビディアの黄仁勲（ジェンスン・フアン）最高経営責任者（ＣＥＯ）は、顧客から認証を受けるべく「DRIVE Xavier」のサンプル出荷を開始したと説明した。レベル５の完全自動運転に対応するコンピューター「DRIVE PX Pegasus（ペガサス）」に、年内に同ＳｏＣの搭載を見込む。
エヌビディアはさらに、ＡＩによる自動運転の分野でフォルクスワーゲン（ＶＷ）や配車アプリ「Ｕｂｅｒ（ウーバー）」など320社以上と提携すると明らかにした。
