ニュース 電子 作成日:2018年1月9日_記事番号:T00074889
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が8日発表した2017年連結売上高は2,382億1,600万台湾元(約9,100億円)で前年比13.54%減少した。証券会社は、18年はミドルエンドのスマートフォン向けAI(人工知能)プロセッサー投入で、増収に転じると予測した。9日付工商時報が報じた。
証券会社は17年の減収について、メディアテックのモデムチップの規格が中国で通信キャリアが補助金(販売奨励金)を支給する水準に達せず、中国スマホメーカーが一部の発注をクアルコムに切り替えたことが要因と分析した。
メディアテックは今年中国で、AI搭載スマホ向けプロセッサー「Helio P40(ヘリオP40)」、「Helio P70」を投入する。ミドル~ハイエンド機種にもAIが搭載され、カメラ機能が強化される他、3D(3次元)センサー搭載で、顔認証機能をサポートする。
証券会社は、メディアテックは早ければ今年第1四半期にリリースし、第2四半期末~第3四半期初めに同プロセッサー搭載の最終製品が発売されると予測した。これにより、メディアテックは第2四半期から売上高が増加する見通しだ。
メディアテックの昨年12月連結売上高は前月比12.65%減、前年同月比10.06%減の186億5,200万元だった。昨年第4四半期連結売上高は、前期比5.1%減、前年同期比12%減の604億300万元だった。目標としていた592億~643億元には収まったものの、低水準での着地となった。
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