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基隆港でクレーン倒壊、貨物船衝突で


ニュース 運輸 作成日:2018年1月9日_記事番号:T00074898

基隆港でクレーン倒壊、貨物船衝突で

 8日夜、基隆港E11埠頭に接岸した貨物船がクレーンに衝突する事故があり、聯興国際が保有する橋型クレーンが倒壊した。被害額は2億台湾元(約7億6,000万円)を超えるもようだ。9日付工商時報が伝えた。

/date/2018/01/09/13Sea_2.jpg倒壊したクレーン。聯興国際は、今年半ばに予定していたクレーン機の設置を早めるよう業者に要請すると説明した(8日=中央社)

 事故を起こしたのは、正利航業が永然船務を通じて運航していた「威爾斯輪」で、押しつぶされたコンテナや埠頭(ふとう)の破損部分の被害状況を確認するには数日を要する見通しで、被害額はさらに拡大しそうだ。

 聯興国際によると、事故当時は「大きな衝突音がして、戦争が起きたかと思った」という。現場では貨物整理担当の従業員が軽傷を負っただけで、人命被害はなかった。クレーン運転士は救急隊が救助して無事だった。

 聯興国際は基隆港コンテナ埠頭で橋式クレーン7基を運用している。同社は倒壊したクレーンの代わりに発注済みのクレーンを設置する方針だが、設置には1年程度の期間が必要で、当面の荷役作業に影響が見込まれる。