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竹科のファウンドリー、水不足の懸念解消


ニュース 公益 作成日:2018年1月9日_記事番号:T00074899

竹科のファウンドリー、水不足の懸念解消

 新竹、苗栗地区ではダムの貯水率低下を受けて先月27日から夜間(午後11時~午前6時)の減圧給水が始まり、新竹科学工業園区(竹科)に工場を持つ台湾積体電路製造(TSMC)などのファウンドリーの生産に影響が懸念されていたが、ここ数日の大雨によってダムの供給可能量が30日分増え、警戒感がひとまず和らいでいる。9日付自由時報が報じた。

/date/2018/01/09/15Rain_2.jpg嘉義県の曽文ダムでは、今年に入り3回目となる人工降雨が実施された(水利署リリースより)

 竹科管理局の張金豊副局長は、夜間減圧給水の開始に伴い、メーカー各社に5%の節水を要求したが、排水再利用などによって各社とも節水目標を達成しており、水不足の懸念はないと説明した。

 TSMCは、同社は水不足による生産への影響を避けるため、毎年ダム事業者と契約を結んでいると説明した。

 竹科の水使用量は1日当たり約15万トンで、主に宝山第2ダム(新竹県)から供給を受けている。

 なお、経済部水利署によると、南部ではここ数日の降雨によってもダムの供給可能量が3日分しか増えておらず、依然厳しい状況が続いている。水利署は春節(旧正月、2018年は2月16日)まで生活用水に影響が出ないよう、今後も管理を強化する方針だ。