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スマホメーカーがチップ開発、メディアテックなど打撃【図】


ニュース 電子 作成日:2018年1月9日_記事番号:T00074903

スマホメーカーがチップ開発、メディアテックなど打撃【図】

 スマートフォン業界では、アップル、サムスン電子、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)がアプリケーションプロセッサー(AP)の独自生産で技術競争を展開し、聯発科技(メディアテック)など既存の半導体メーカーを脅かしている。9日付電子時報が伝えた。

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 アップルなど3社は既に製造プロセスの面で5~7ナノメートルまで微細化に成功しており、クアルコム、メディアテック、展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)などの通信用半導体メーカーはシェア低下が避けられない見通しだ。

 クアルコムは今年上半期、10ナノメートル製造プロセスを維持。メディアテックは12ナノメートル製造プロセスによる生産に後退した。これはアップルなど独自のAP生産能力を持つメーカーが増え、フラッグシップ(旗艦機種)向けAP需要が低下し、取引先をミドルエンド、ローエンド機種市場にシフトしたためだ。クアルコムやメディアテックの利ざやは当然縮小し、業績成長が危ぶまれる状況となっている。