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台北駅前ツインビル、新コンソーシアム構想


ニュース 建設 作成日:2018年1月10日_記事番号:T00074916

台北駅前ツインビル、新コンソーシアム構想

 台北駅前の高層ツインビル「双子星大楼」建設計画で、今年3月にも再入札手続きが始まる運びとなる中、ホテル運営会社、晶華麗晶酒店集団(リージェントホテルズグループ)の潘思亮董事長、金融大手富邦集団の蔡明忠董事長らがコンソーシアムを組み、応札を目指していることが分かった。10日付工商時報が伝えた。

 双子星大楼をめぐっては、再入札をスムーズに進めるため、設計、建物の高さ、用途、権益分配などをめぐる規定の明確化が図られた。ただ、▽共同入札は5社を上限とする▽応札企業の純資産が160億台湾元(約610億円)以上あること──などの条件がある。総投資額は600億元に迫るとみられ、参入ハードルは決して低くはない。

 潘思亮・蔡明忠陣営は現在、入札準備作業を進めており、今後は米国系投資ファンドを迎え入れることも視野に検討していく。

 外国企業の関心も高いとされ、プロジェクトの入札顧問を務める仲量聯行(ジョーンズラングラサール台湾、JLL台湾)の趙正義総経理は「これまで台湾市場に関心がなかった外資の不動産デベロッパーも検討を始めた」と指摘した。